4月1日ですね。あちらこちらで新たなことが始まる日なのでしょう。
私の職場も新年度を迎え、新たに着任してきた方々がいらっしゃいました。私もちょうど一年前、今の職場でのお仕事がはじまりました。とても緊張して出勤したことを思い出します。
あれからの一年はあっという間でした。まさに光陰矢のごとしです。緊張感もほぐれ、お陰様で楽しく過ごさせていただいている現在、良い職場に恵まれて本当に感謝しています。
夫との死別後、4年近くの間は仕事はせずに家におりました。このまま仕事をするつもりはありませんでした。でも、ご縁というものはあるのですね。複数の知人友人を介して導かれるように、今の職場でのお仕事に出会いました。時は満ちたのだと思います。
そう、時は満ちるのです。もう社会とのつながりなど考えていなかったのに、視えない力とでもいうのでしょうか、自然と社会に出ていました。私は働き始めて新たな喜びを得たのです。
今の職場は中学校の図書館です。子供のいない私は、人生において子供と接する機会はあまりありませんでした。でも、ニュースを観てはこどもが辛い目に遭うことにとても胸を締め付けられる感覚がありました。それは自然とこどもへの興味関心が湧き上がっている証拠でした。そして、この仕事につながっていったのだと思います。こどもの世界に一歩踏み入れたら、そこはとても楽しい世界でした。楽しいに語弊があってはいけませんが、こども達一人一人には楽しいだけではない時間があります。でも、それを見るにつけ聞くにつけ、せめて図書館という場所は、何にも侵されないただ楽しいだけの時間であるようにと願い、日々のお勤めをさせていただいています。
そんな、何かこれまでに経験をしたことのない時間が一年過ぎました。夫が亡くなって、ただただ寂しいだけの時間は、こうして新たな世界への扉を開くことになったのです。おそらく、夫が生きていたら、この仕事へつながることもなかっただろうと思います。
人生とはいいことも悪いことも半々だと常に思っていますが、夫が亡くなり私の人生も終わったと思っていましたが、こうして新たな楽しいことにも出会いました。どん底の人生も、きっとこうしてまた死ぬまでの間には半々に戻っていくのだろうと思います。多くを望まず、日々目の前に用意されているものをしっかりやる。それを積み重ねていくことが、まだ生かされている意味なのだと思う今日この頃です。
みなさんは、どんな4月1日でしたか?
哀しみを癒すサロン and new you
あなた今、大切な人を亡くし 深い哀しみの中にいることでしょう ここはあなたの胸の内を打ち明けられる場所 一人で抱えてきた辛さ、怖さ、苦しさ、哀しみ・・・ 心のままに言葉にしてみましょう あなたはこれからの人生を、 その哀しみと共に歩んでいきます 不安なことも多いでしょう 大丈夫、 亡くなった大切な人はいつもあなたの側にいて、 あなたを応援していますよ そんなことも一緒に話していきましょう
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